はやひ研究所

haya"hi" Music Lab

訃報 A・リード氏逝去③

リード大先生への追悼と感謝の気持ちでふたつの「ひとりごと」を書いた後に、僕にとってのA・リードのMyベスト版を作ってみました。そしたらある曲を愛器Macに落としているうちになんだか涙が止まらなくなりました。それは野庭高校の「春の猟犬」です。軽快な序奏で始まるこの曲なのですが、とっても厳しく付点音符を演奏した彼らの演奏はいまでも語り継がれるくらいの名演でした。

彼らの演奏はとっても抑制の効いたアプローチで、なんというか猟犬らしい無駄な贅肉のない筋肉質な演奏で・・・中澤先生とリード先生が・・・嗚呼・・・なんだかオーバーラップして・・・こう書きながらも涙が出てきてしまいます。それほど感動した演奏だったのです。当時普門館で生演奏を聴けなかった僕は、秋山紀夫の司会による「ブラスのひびき」でこの演奏に出会うのですが、感動しすぎて学校に行かなかったような記憶があります(あの当時土曜日に放送していたような)。

リード先生を語るのにこの野庭高校なしにはわが青春も語れません。