はやひ研究所

haya"hi" Music Lab

環境破壊-ちょっと心配なこと

近年、環境に対する影響度について多く議論されており、なじみの深い(?)規格である環境マネジメントシステムISO 14001でも「環境影響評価」の手法を利用することで自信身近な環境への影響度の評価をすることができます。そこでこんなことを考えてしまいました。

吹奏楽は環境に悪影響を及ぼしている。」

環境への悪影響のひとつとして炭酸ガス(二酸化炭素)によるグリーンハウス(温室)効果、ついには地球温暖化が指摘されています。原因は産業革命後の産業発達による急激な有機資源の燃焼消費による炭酸ガスの排出やこれから議論したい家畜(おもに牛)の生命活動に基づく炭酸ガスの排出(呼吸活動)等が大きな原因といわれています。

もうわかりましたね。僕たち吹奏楽を楽しんでいる者は通常のヒトよりも演奏活動により多くの「炭酸ガス」の排出をしています。夏場閉め切った合奏室で練習していると息苦しくなったり、あくびがたくさんでることでこの事象を確認することができます。どれだけの影響力があるかどうかはわかりませんが、全国各地で活動している訳ですから、相当な影響力があるのではと推測できます。

またここで打楽器奏者は関係ないやと思いがちですが、炭酸ガスを排出しないにしろ、空気を振動させて発音している以上、空気振動による温度上昇も温室効果の一端を担っていることを歪めません。

ここで僕たちにできることは

1)環境影響を及ぼしている以上、練習においても「無駄な」音は出さないように心がける。

このような目標だと非常に抽象的で実行力に欠けるところがあるので練習時間を何分減らすなどの具体的な数値目標を立てた方がいいでしょう。あとイメージトレーニングの重要性を利用するのもいいことだと思います。(神経の伝達作用も生命活動を伴いますが非常に小さなエネルギーで活動できる)

2)みんな打楽器アンサンブルに変更する。

空気振動による温度上昇を示唆したにもかかわらず、こんな目標をとお思いでしょうが、この時期(冬)は暖房等による有機エネルギーを減らし、体を動かすことで体内の生命活動による自己温度上昇での補填をすることでトータルのエネルギー消費を抑える(おしくらまんじゅう理論)。

なんだか難しくなってきました。世知がらい世の中ですね(笑)

はやひはこんな風にみえても、「ケミストですから〜」「残念!」