はやひ研究所

haya"hi" Music Lab

打楽器を演奏すること①体の問題

ちまたではアンサンブルコンテストというイベントに一喜一憂している今日この頃と思われます。

(自分自身も実はそうだったりする。このイベントに関しては別にお話ししたいですが・・・)

じっくりと「打楽器」に向かいあうことが多いこの時期には、いろんなことを考えます。

打楽器というのはご存じの通り、「叩けば鳴る」と世の中で一番ちょー簡単な楽器です。

このことが幸いして、「打楽器」を楽しむ人は多いことでしょう。僕もそのひとりで、みんなが「音程」だ、「ピッチ」だとのたまっている間に多くの音符を演奏することができますし、その人の技量によらず直感的に感情等を楽器で表現するのが容易です。しかし、今一緒にレッスンをしている子供達(子供だけでもないが)とある問題が浮上しています。

「からだが硬い」

よく手首が硬いとかというのは問題になるのですが、f(フォルテ)で演奏したり筋肉とp(ピアノ)で演奏したりできる筋肉がありません。結果として(だいだいp(ピアノ)の時に問題になることが多いですが)楽器をうまくならすことが出来ません。

楽器をうまくならすにはいくつかの「手」があると思いますが、まずは「適切なチューニング」をすることでこれはそんなに難しくありません(試行錯誤すればどこかに見いだすことが出来ます)。もう一つは「適切なフォーム」をつくることで、ここに肉体的な問題が出てきます。ここで「手首」の問題はもう皆さんが知っているとおりですが、適切な「体躯の保持」が結構難しいです。マリンバとか大きな楽器で速くて、音域の広いフレーズを演奏するとに手だけは音を追随できるけど、体がヒットする音盤に追随できるほどの俊敏性とそれを助ける筋肉を持っていないのです。その結果豊かな(適切な)音量かつ楽器をよくならすことができません。

さあ今日から打楽器奏者は、「柔軟体操」と「筋トレ」をしませんか、おまけに「呼吸トレーニング」も入れて、好きなことをしながら、実は打楽器演奏は「ダイエット」ツールになればと思っている今日この頃・・・。