はやひ研究所

haya"hi" Music Lab

親のこころ、子・・・

「姉さん事件です。」僕はこの夏、すごく感動した事件がありました。それは例の山梨の学校で起こったことです。 お母さん達の新曲談義 ホール練習の合間にお母さん達と一緒に例の「新曲」談義に花が咲きました。普通であれば作曲家を目の前にして、なかなか難しいことなのですが、ここのお母さん達は容赦ありません。まあ結果的にはどうやらこの新曲は気に入ってもらえたようですが・・・。「あそこの部分は○○なイメージですよね。」とか「いまいち打楽器が重なるところはバランスが悪いですよね。」とか・・・。なんと審査員はすぐ身近にいたのです。しかも的確な「薀蓄」アナリシスにもとづいた・・・。感心。 お父さん達の先輩後輩 コンクール本番の楽器運搬と搬入のことでした。舞台裏では、本番をまじかの例の「名打楽器奏者」たちの綿密な指示のもと、どのお父さんがどの楽器をどこに運ぶかを打ち合わせしていました。僕も実はタイコを演奏するのですが、打楽器奏者は一人で演奏する楽器の数も多く、しかもそれらの楽器は大きいもの多いのでとっても運搬には神経を使います。「ど」素人のお父さん達はこれらの楽器を運ぶことに「緊張」しています。だってそうですよね・・・すべての楽器に取っ手がついているわけでもなく、どこを持って運べばいいのかわかりません。そんなときになんとすでに経験済みの「先輩」お父さんたちが初心者マークの「後輩」お父さん達に、なんと指示を出しています。なんだかうれしくなってきて雨が降らなかった代わりか、僕には涙が出てきてしまいました。 お昼にはお母さん達の手作りのおいしいお弁当、休憩には水菓子の差し入れ等・・・、なんて良くできた親御さんたちなんでしょう。僕はこの親御さんたちが大好きです。ここでは大人の部活と子供の部活がなんと一緒に楽しめるのです。それに加えて、たまにある大人だけの「夜の部活動」も大好きです。 親のこころ、子知らず・・・。そんなことないか・・・。