矢代秋雄 02 - ピアノ協奏曲

はやひの作曲家撰集 - 004 邦人作曲家によるピアノ協奏曲ランキング。あくまでも個人的主観に基づく。 第一位　矢代秋雄　ピアノ協奏曲 第二位　三善晃　ピアノ協奏曲 第三位　う〜ん悩むな〜。諸井三郎？間宮芳生？野田暉行？ 番外編　西村朗　2台のピアノと管弦楽のヘテロフォニー ピアノ協奏曲 (1964-1967) Piano Concerto なんといっても矢代秋雄の醍醐味というのはその構成力で「がっつり」した感じが大好きです。第一楽章はコロラトゥーラなカデンツァがご機嫌で、そこだけ練習したことも(笑)。途中挿入されるフルートの日本的な旋律もすてきです。第二楽章は不思議な雰囲気とC音のオスティナート(?)が特徴的なのか、さらに続くC音にまとわりつくフレーズ(これをメリスマと呼んでもいいのか？)がなんともアジア的な気がします。第三楽章は打楽器を演奏する自分としては楽しい楽章です。中間部の打楽器(ティンパニやウッドブロック)とのカンバセーションは面白く、非常にピアノが打楽器のように活躍しています。けどちょっと残念、というよりか自分の好みの問題なんだけど、もう少し最後の、最後の追い込みがもう少しあるとさらにうれしいんだけどな〜。ちょっと音楽が先にイッっちゃた感じ。僕はまだイッってないのに(笑)。このCDでこの曲を知ることができたのですが、やはり絶版。カップリングの曲も凄すぎるものばかり。 現代日本音楽の古典11　松村禎三/三善晃/矢代秋雄(1990) DENON　COCO-6271　コロムビアミュージックエンタテインメント NHK交響楽団(岩城宏之指揮)　中村紘子(pf)